あらすじ
「君を愛することはない」
結婚初夜にそう告げられた伯爵夫人から、オプレンティア商会へ依頼が舞い込んだ。
愛することはないと言われたので、伯爵夫人の代行をお願いします。
家政管理、食事、必要であれば社交活動まで。
夫が愛人と過ごしている間に証拠を集め、伯爵夫人は無事に離縁。
慰謝料もしっかり請求させていただきます。
そんな代行業を営んでいる商会主は、侯爵令嬢リリアナ・ベルフォード。
実は彼女は、自分が前世で読んだ小説の中の当て馬令嬢に転生したことを知っていた。
このままでは第一王子が聖女と真実の愛に目覚め、嫉妬に狂ったリリアナは最後に処刑されてしまう。
ならば聖女が現れる前に婚約破棄されたい。
国外追放されても困らないようお金も稼いでおきたい。
そのために始めた代行業だったのだが、とある依頼でグランヴィル公爵のもとへ向かったところ、
「君が婚約者代行をしてくれればいい」
なぜか今度は自分が公爵様の婚約者を代行することになってしまい――。
第一王子と婚約破棄したい転生侯爵令嬢と、彼女を逃がす気のない公爵様。
そして今日もオプレンティア商会には、訳あり貴族から代行依頼が舞い込んでくる。