あらすじ
侯爵令嬢アリアには、血の繋がらない弟クリスがいる。
幼い頃に母を亡くしたクリスにとって、アリアはいつもそばにいてくれる大切な姉だった。
しかし16歳になったアリアは、貧しい実家を支えるため、裕福な伯爵家へ嫁ぐことになる。
「あなたは、ずっと私の弟よ」
そう約束して別れた2人。
けれど、アリアを待っていたのは夫からの冷遇と孤独な日々だった。
実家へ帰ることも許されず、クリスへ何度手紙を送っても返事はない。
そして5年後――。
すべてを諦めかけていたアリアの前に、1人の若い騎士が現れる。
「……姉上」
そこに立っていたのは、かつて泣きながらアリアの後ろをついてきた、小さな弟だった。