あらすじ

『悪』とは、ある種の間違いである。 ならば、その道を歩む者は――華やかしく、美しくあらねばならない。 自らを”最も美しい『最悪』”と称する彼女は、醜く下賤な悪を何よりも嫌っていた。 とある晩餐会にて、事件が起こる。 突如として倒れた王子。 彼が口にしたワインからは毒が検出され、直前にワインを注いでいた幼馴染の令嬢へ疑いの目が向けられた。 しかも疑いの目を向けられた令嬢は、ワインに何かを混ぜていたことを認めてしまう。 状況だけを見れば、彼女が毒を盛ったとしか思えない。 しかし――”彼女”は、その推理を「くだらない」と一蹴する。 王子の幼馴染のことは好いていない。 だが、自らの信じる『悪』の美学に反する、醜く下賤な悪意を前に、自らを『悪』と定めた令嬢が立ち上がり、犯人の本性そのものを暴き出す! 「私こそが、最も美しい、『最悪』なのだから」 己の美学のため、ただそれだけのために、華やかな社交界に潜む魔を裁く――短編ミステリ。

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小説を読もう2026/09/14
  • 現在の作品悪役令嬢フランシエスの悪辣推理