あらすじ
十五の授核儀で、俺は八柱目の主神を引いた。
ジョブは【鍛冶師】、ランクF、生涯戦闘不可。
剣を握れば三秒で死ぬ。
だが神核【ヘパイストス】の適合率は、百。
史上、誰も見たことのない数字だった。
――つまり俺は、伸びしろがゼロだ。
ランクは上がらない。適合率も上がらない。
三年前に国賊として斬られた父と同じ、値のつかない男。
ならば、他人の数字を動かせばいい。
片腕を失って落ちぶれたA級剣士に、十二キロの銀腕を打つ。
負の二つ名を折る。適合率を計算する。値をつける。
この世界では、三千人が同じ名で呼べば、
その二つ名は肉に食い込み、神の力を三割押し上げる。
だから俺は、英雄を打つ。
自分の数字は、一枚も動かないまま。
――工房は焼かれた。父は斬られた。
残ったのは、帳簿の書き方だけだ。
※不遇職ビルド/支援職/内政・経済要素あり