あらすじ
十六歳の少年アレンが眠りから目覚めると、三千年が過ぎていた。
故郷の都市は崩れ、家族も友人も、知っていた人類文明も消えている。アレンにとっては昨日までの日常だった科学技術さえ、いまでは「神代遺物」と呼ばれていた。
彼を起こしたのは、三千年間施設を守り続けていた少女型アンドロイド、エル。
二人が遺跡の外で出会ったのは、魔法によって新たな文明を築いた人々だった。
魔法使いの少女ミラたちに保護されたアレンは、自分が三千年前の人間であることを隠しながら、新しい世界で生きる方法を探し始める。ところが、各地の神代遺跡はアレンの生体情報に反応し、失われたはずの記録を次々と開いていく。
人類が消えた日。
存在しなかったはずの魔法。
歴史を隠す教会。
自分にしか使えない旧文明の認証。
そして、エルから失われた三千年分の記憶。
遺跡を巡る旅の先でアレンが知るのは、世界の滅亡か。それとも、誰も知らなかった人類の続きか。
昨日から来た少年と、三千年を待った少女が、滅びた世界の真実を探す遺跡探索ファンタジー。
完結まで投稿済み