あらすじ

九州の山あいに位置する、何もない静かな田舎町。 高校生になった橘 葵(たちばな あおい)の毎日は、片道四十分の果てしない「チャリ通」と、どこか退屈な日常の繰り返しだった。 ある日、そんな退屈な日々に風穴を開けたのは、幼馴染の桜井 楓(さくらい かえで)だった。 彼女が持ち込んだのは、錆びついた二台の「原付」――葵が父親から譲り受けたスズキの「GS50」と、楓が親戚から手に入れたヤマハの「ポッケ」だった。 どちらも長年放置されたスクラップ同然の鉄くずだったが、二人は実家の敷地にある古い古屋を自分たちだけの「秘密基地」へと仕立て上げる。 知識も経験もない状態から、手探りで工具を握り、泥とオイルにまみれながらボロボロの相棒たちを少しずつ蘇らせていく。 不格好で愛おしいバイクのレストアを通じて、窮屈だった世界が少しずつ広がっていく――。 古い古屋と小さな相棒を巡る、爽やかでノスタルジックな青春ストーリー。

連載情報

ウェブ小説

配信言語
小説を読もう
小説を読もう2026/09/14
  • 現在の作品田舎の高校生がバイクをレストアしたら、世界が少しだけ広くなった