あらすじ
人を癒やすほど、人に嫌われる。
それが、リディア・アストレアが生まれつき持っていた魔法だった。
――もう、誰も助けない。
そうして人との距離を保ち、冷たい令嬢として生きていた彼女の前に、一人の男が現れる。
王宮魔術師、エドガー・ヴァレンタイン。
「どうして……あなたは私を嫌わないの?」
「嫌うどころか、前より好きになった」
世界でただ一人、魔法の代償が逆向きに働く男。
彼との出会いによって、リディアは再び魔法と向き合うことになる。
そして二人は知る。
リディアの魔法には、まだ誰にも知られていない本当の代償があることを。