あらすじ
日本の街角にひっそりと佇む、小さなティールーム。
BLUE SWALLOW TEA ROOM。
世界を旅しながら紅茶を買い付ける、マニッシュな女性オーナー。
英国の名家から社会勉強のため日本へやってきた令嬢、ヴェラ・エーデルシュタイン。
そして彼女の付き添いとして海を渡った、フィンセント・イーゼラー。
本来なら、ほんのしばらく滞在するだけだった二人。
けれど、お茶を淹れ、お客様を迎え、失敗して、笑って、ときには誰かに頼りながら過ごすうちに、この小さな店は少しずつ彼らの「帰る場所」になっていく。
そして店にはもう一羽――なぜか人の言葉を話す、青いツバメのティッピーが住み着いていて……。
紅茶とお菓子、季節の香り。
三人と一羽が織りなす、少し不思議でやさしいティールームの日常譚。
「紅茶のある時間は、きっと、世界をやさしくする。」