あらすじ
人々は嘆く。各地を各王が統治し、王は領地を拡げんと始終戦を起こし、必ず飢饉も起こり、蓄えのある裕福な者だけがずる賢く生き残る。いつまでこんな世が続くのだと。
人々は希望を抱く。塔の【試練】に耐え抜き『地の帝』を討ち、『天帝』となった者が世を治めるようになれば、この世は穏やかに平和で、光満ちた世界になるのだと。
ただそれを成し遂げる為、途方もない力が必要なのは必至。ごく稀に発現する『竜の力』を持つ者にその願いは託されるのみ。
尽くその前提で、小国の王族に生まれながら、『竜の力』を発現したが故に運命に翻弄される「天狼」という名の青年の半生を描く物語です。