あらすじ

「神の存在の有無を議論せよ」 夏休み初日。 とある理由で出席日数が足りなくなった高校生、|結城蒼《ゆうきあお》は、担任の変わり者教師――通称“ソクラテス”こと|佐倉哲《さくらてつ》から、奇妙な補習課題を言い渡される。 神は存在するのか。それとも、存在しないのか。 しかも一人で考えるのではない。 学校一の不良。 寺の息子。 理屈っぽいオタク少年。 病弱なクリスチャンの少女。 いじめによって学校へ来られなくなった少女。 怪我からの復帰を焦るバスケットボール選手。 そして、誰にも理解されず、一人で暮らす天才少女。 蒼の役目は、彼ら七人を集めることだった。 ところが、声をかけても誰も来ない。 「学校なんて辞めてもいい」 「寺の修行がある」 「イベントに行かないと」 「外には出られません」 「…………」 唯一来てくれた一人さえ、すぐに部活へ行ってしまう。 それでも蒼は自転車に乗り、もう一度七人のもとを訪ねていく。 神を信じる者。 神を信じられない者。 神なんてどうでもいい者。 八人はやがて、神について語りながら、それぞれが抱えてきた孤独や後悔、痛みと向き合っていく。 そして蒼は、誰よりも頭がいいのに、誰よりも人との付き合い方を知らない少女――|一条雫《いちじょうしずく》と出会う。 これは、神様がいるのかどうかを考えた八人が、 ひと夏の終わりに、自分たちなりの答えを見つける物語。 そして、孤独だった少女が、一人の少年と七人の仲間に出会う物語。

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カクヨム
カクヨム2026/09/13
  • 現在の作品神様のいない夏休み