あらすじ
長女・香椎ねむが生まれた日から、母・麻奈は日記を書き始めた。
生まれつき声を出すことのできないねむ。
手話、医療ケア、入院、学校、兄との関係――家族は失敗しながらも、彼女と一緒に少しずつ歩いていく。
娘を守りたい。
幸せにしてあげたい。
正しい道を選んであげたい。
けれど、その「愛情」は本当に、すべて正しかったのだろうか。
これは、障害を持つ少女の成長物語――ではない。
娘を愛し、傷つけ、間違えながら、それでも母親であり続けた一人の女性が綴った十一年間の記録。
『香椎家のぎゃくたいにっき』