あらすじ
「暑いねー」
夏休みを目前にした、うだるような暑さの日。
幼馴染の結衣と下校していた俺は、彼女がやたらと「暑い」を連発していることに気づく。
そして――結衣が「暑い」と十回言った瞬間、俺たちの時間はなぜか学校の下駄箱まで巻き戻った。
どうやら、結衣に「暑い」と十回言わせてはいけないらしい。
アイスを買ってやったり、話題を変えたり、寄り道したり。
あの手この手で「暑い」を言わせないようにする俺。
けれど、結衣はどうしても「暑い」と言ってしまう。
果たして俺は、十回目の「暑い」を阻止することができるのか。
そして、何度も繰り返す夏の一日に隠された、彼女の本当の気持ちとは――。