あらすじ
砂漠の町モーレは、緩慢な死を迎えつつあるようだった。
町の眼前に広がる砂海が不気味な黒へと変色し、怪物が棲みついたことで隊商の足は途絶。町長が雇い入れた名だたる冒険者たちも、誰ひとりとして砂漠から生還することはなかった。
孤立と飢渇に喘ぐ町へ、巨額の懸賞金を聞きつけた凄腕の四人組パーティが降り立つ。
リーダーの剣士ケン、冷徹な美女弓使いユミ、巨躯の重戦士ゴンザレス、そして古代魔導レーダーを操る指令役のカンジ。
高レベル冒険者の彼らは砂漠へと歩みを進める。
照りつける太陽と、靴底を焦がす異常な蓄熱を帯びた黒い砂。
彼らはまだ気づいていなかった――この砂漠が抱く熱の真の恐ろしさに。