あらすじ
追放された小国の令嬢、ノーベル・テレスティーヌ。
絶望の末に身を投げた彼女の身体に、異世界から転移してきた塾講師の魂が宿った。
すべてを失ったノーベルが選んだ新しい道は、辺境の村の教師。
読み書きも計算も知らない子供たちに、学ぶ楽しさを教える日々が始まる。
そんな彼女の前に現れたのは、自分を「魔法の才能がない」と信じる少女、ウィズィリアだった。
「私には、才能がございませんので」
そう言いながら放つ魔法は、教室を吹き飛ばし、山を燃やし、村を水浸しにする。
本人はいたって真面目。
けれど、ノーベルの《教師の眼》が見抜いた彼女の才能は――測定不能。
「あなたは落ちこぼれなんかじゃないわ。まだ、自分の力の使い方を知らないだけよ」
教えることしかできなかった教師は、少女の力を導く中で、自分自身の過去と向き合い、少しずつ成長していく。
これは、追放された元令嬢教師と、規格外の魔法を操る少女が、失敗と騒動を重ねながら、世界を変えていく物語。