あらすじ
世界は「絶望」ではなく、「選択」によって滅びていく。
……そしてその選択すら、何十年も前に予言されていた。
「ちょっと物価が上がった」
「海外で地震があった」
「物流が遅れている」
誰も文明崩壊なんて考えていなかった日常は、静かに、だが確実にとけていく。
大学生の山川拓が古本屋で見つけた一冊の奇妙な古書『文明の終わり方』。
著者:アーサー・クロウ。
そこには、いま現実に起きている「静かな崩壊」のプロセスと、崩壊の渦中で人々が辿る【選択】のすべてが記されていた。
奪い合うのか、分かち合うのか。
逃げるのか、留まるのか。
極限状態のなかで人間たちが紡ぎ出す、泥臭くも温かな「善意と再生」のヒューマンドラマ。
しかし、物語が感動の結末を迎えたその瞬間——タイトルの真の意味が牙をむく。
あなたの見た「希望」は、本当にあなたのものですか?
人間ドラマの皮をかぶった、極上の反転型サスペンスSF!