あらすじ
デスマーチの末に命を落としたシステムエンジニアが生まれ変わったのは、江戸幕府の落ちこぼれ武士・佐々木新三郎。 吉原での刃傷手前の大立ち回りにより、甲府城勤番へ左遷された新三郎だったが、彼はその「左遷」を人生最高の早期退職と捉えていた。
住居無料、ベーシックインカム保証、実質的な週休六日。 新三郎は理想の隠居生活を勝ち取るべく、前世の工程管理や農業化学の知識を駆使して、日々の雑務を徹底的に自動化・省力化していく。
だが、その合理主義的すぎる発想と、架空の学者「俛棣魯」の名を使ったハッタリが、胃潰瘍に悩む上司や深謀遠慮を巡らせる大商人、そして貧しい農民たちを巻き込み、思いもよらぬ大騒動へと発展していき――!?