あらすじ
王立学院の卒業祝賀会で、王太子アレクシスから突然婚約破棄を告げられた公爵令嬢リディア。
男爵令嬢ミアへの嫉妬から数々の嫌がらせをしたと断罪され、国外追放まで命じられる。しかし、その罪はすべてでっち上げだった。
王太子がリディアの言葉にも証拠にも耳を貸さないと悟った彼女は、弁明することなく婚約破棄を受け入れる。同時に、リディアの父であるアルヴェイン公爵も宰相を辞任。公爵家は王家への資金援助、食糧供給、技術支援をすべて打ち切った。
自由になったリディアは、隣国ヴァレンティア帝国で流行する謎の熱病を知り、王妃になるために身につけた薬学の知識を生かして人々を救うことを決意する。
そこで出会ったのは、冷酷無比と恐れられる第二皇子セドリック。最初はリディアを警戒していた彼だったが、身分に関係なく人々を救おうとする彼女の強さと優しさに心を動かされていく。
やがてリディアは熱病の治療法を確立し、帝国と祖国の国境に新たな医療の礎を築く。一方、彼女の働きに依存していた祖国では、食糧不足や洪水、行政機能の崩壊が相次いでいた。
さらに、新たな婚約者となったミアの嘘も発覚。すべてを失い、自らの過ちを思い知ったアレクシスは、国を救ってもらうためリディアの前にひざまずく。
けれど、もう彼女は誰かに利用されるだけの公爵令嬢ではない。
悪役令嬢として追放されたリディアが、自らの知識と意思で人々を救い、本物の愛と居場所を手に入れる、逆転ざまぁと再生の物語。