あらすじ

高校一年の春。 高瀬湊は、クラスメイトの水瀬ひよりと偶然一緒に帰ることになる。 それまで、ほとんど話したことのなかった二人。 けれど、一度きりだったはずの帰り道は少しずつ増えていき、いつしか金曜日を一緒に過ごすことが当たり前になっていく。 学校であったことを話したり、寄り道をしたり、ときには何もない道を遠回りしたり。 そんな何気ない帰り道で始まったのが、「毎週金曜日、お互いにひとつだけ嘘をつく」という二人だけの遊びだった。 最初は、どちらが嘘をついているのかを当てるだけ。 けれど、毎週ひとつずつ嘘を重ねていくうちに、その遊びは少しずつ形を変えていく。 言うつもりのなかったこと。 聞きたくても聞けなかったこと。 本当のままでは口にできないこと。 嘘だから言えることが増えるほど、本当の気持ちは分からなくなっていく。 金曜日を重ねるたびに近づいていく二人と、その間に積み重なっていく小さな嘘。 高校一年の春から、卒業まで。 何でもなかった一週間と金曜日の帰り道を積み重ねながら、二人の関係が少しずつ変わっていく三年間を描く青春恋愛小説。

連載情報

ウェブ小説

配信言語
小説を読もう
小説を読もう2026/09/13
  • 現在の作品毎週金曜日、君とひとつだけ嘘をつく。