あらすじ
王家の後継ぎとして生まれながら、
ギフトを持たなかったというだけで、生まれたその日に捨てられた少年――レイン。
彼を拾ったのは、小さな村で暮らす普通の夫婦だった。
家族を知り、友を知り、剣を学び、
レインはそこで初めて、自分の居場所を手に入れた。
だが、それさえも奪われる。
残ったのは、一本の剣と、消えることのない憎悪だけ。
レインには特別な力などない。
隠されたギフトも、選ばれた者だけに与えられる奇跡もない。
それでも彼は進む。
肉体が限界を迎えても。
心が壊れそうになっても。
人間では届かないと言われる相手が、その先に待っていても。
奪った者を見つけ出すために。
自分の人生を決めた者たちに、その代償を払わせるために。
これは、力を与えられなかった一人の人間が、
復讐のために人の限界を越え続けるダークファンタジー。