あらすじ

医学部を中退してまで、一学年上の先輩・高坂栞を追いかけて同じ出版社へ入社した桐島朔。 どれだけ憎まれ口を叩かれてもめげない朔の猛アタックに、天邪鬼な栞がついに根負けし、二人は恋人同士になる。 水族館や夜の遊園地を巡り、かけがえのない思い出を重ねて迎えた交際一周年。 だが、その翌日、栞は現代医学では治療法のない難病に倒れてしまう。 絶望の中、提示された唯一の希望は「治療法が見つかるまでの人工冬眠(コールドスリープ)」。 眠りにつく栞が出した条件は――「一年に一度、記念日の十二時間だけ目を覚まし、朔に会うこと」。 目覚めるたび、着実に年を重ねて老いていく朔。 止まった時間の中で、変わらない姿のまま少しずつ衰弱していく栞。 限られた逢瀬を繰り返す中、元医学部の朔は彼女を救うため、ある無謀な決断へと向かっていく。 流れる時間と、凍りついた身体。 すれ違う歳月の中で、不器用な二人が辿り着く愛の結末とは――。

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カクヨム
カクヨム2026/09/13
  • 現在の作品百年凍る君と、一日で老いてゆく僕の恋