あらすじ
俺たちは、ゴウキをハブった。
リュウセイ、ブンちゃん、ナオキ、ヒロト、そして俺。
五人でゴウキを無視し、昼食の席から追い出し、誰とも話せないようにした。
ゴウキは確かに嫌なやつだった。
ゲームをすればすぐ暴言を吐くし、弁当のお気に入りのおかずを取ってくる。
だから、しょうがなかった。
そう思っていた。
ある日、俺はクラスメイトの「ブス本」を傷つけてしまう。
その日の帰り、逃げるように乗ったバスの終点で、俺は一人の少女と出会った。
少女は、泣いていた。
そして夜、俺は気づく。
今日見たその顔を、俺は知っていた。
俺が傷つけた人たちの顔だった。