あらすじ

神の亡骸――《神骸》から削り出された杖によって、誰もが魔法を使える世界。 放浪の魔術師ディルク・アーヴェンは、師であるオズワルド・ヴァイスとともに、長きにわたり人類と争い続けた魔王イデアを討ち果たす。 これで戦いは終わる。 誰もがそう思っていた。 しかし魔王が消えた直後、オズワルドは玉座に座り、弟子であるディルクへ告げる。 「今日より、私が魔王だ」 世界を救ったはずの師匠は、なぜ魔王になったのか。 真相を追うよう命じられたディルクのもとへ、監視役として第三王女ネレイアが送り込まれる。 膨大な魔力を持ちながら、細かな制御が壊滅的に苦手な少女。 弟子など取るつもりのなかったディルクだったが、二人で旅を続けるうちに、いつしか彼女を本当の弟子として見るようになっていく。 人と魔物を融合する研究所。 海を支配する魔族と、その向こうにそびえる世界樹。 魂を奪う古代兵器。 そして、師から弟子へ受け継がれてきた危険な魔法。 各地で起こる事件を追うほど、ディルクは気づいていく。 オズワルドは本当に世界の敵なのか。 そもそも、人間たちが当然のように使っている「魔法」とは何なのか。 やがてディルク自身もまた、かつて理解できなかった師匠の言葉と向き合うことになる。 これは、世界を救った師匠を追う弟子と、その弟子になった少女の物語。 そして――神の骸を杖とする魔術師たちが、自らの力の意味を知る物語。

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小説を読もう2026/09/13
  • 現在の作品神骸の魔術師