あらすじ
「こっくりさん、こっくりさん、おいでください」
放課後の教室で暇を持て余した中学二年の幼馴染四人組。
藤森音羽、水瀬千夏、神谷雅治、三崎淳。
軽いノリで始めた十円玉の儀式に、十円玉はピクリとも動かない。
――その代わり、床一面に巨大な魔法陣が輝き出した!
光の中から転がり出てきたのは、白銀の鎧をまとった美しい銀髪の女騎士。
彼女は教室で剣を抜き、中学生たちを前に悲壮な覚悟で叫ぶ。
「魔族め……くっ、殺せ!」
「いや、ここ学校なんですけど!?」
勘違いから始まる、女騎士セシリアとの奇妙な居候生活。
コンビニのツナマヨに感動し、ゲーセンで散財し、猫にデレる彼女を、四人はいつしか「くっころさん」と呼び、かけがえのない仲間にしていく。
しかし、本物のこっくりさん、狐々乃が現れたことで、召喚の裏に潜む世界の歪みが露わになり――。
死んで誇りを守ろうとしていた女騎士と、退屈な放課後を過ごしていた中学生たち。
何でもなかった日常が特別に変わっていく、笑って泣けるひと秋の現代ジュブナイルファンタジー。