あらすじ

峠道で事故った四十八歳のトラック運転手・熊井剛蔵。目が覚めると、俺は絶世の美女に――それも、出るところが暴力的に出た、とんでもない身体になっていた。 行き倒れていたところを拾ってくれたのは、潰れかけの温泉旅館「霧乃湯」。飯と寝床と引き換えに、住み込み仲居「こまち」として働くことになった。 だが、中身はガサツなおっさんだ。色気を出す気なんて、これっぽっちもない。雑に結んだ浴衣がはだけようが、屈んで配膳しようが、混浴の掃除で客と鉢合わせようが、本人は「暑いな」「掃除の邪魔だ」としか思っていない。 ――なのに、この身体は、男という男を片っ端から悩殺していく。客は骨抜き、若旦那は赤面、宴会は大盛況。潰れかけの旅館は、みるみる繁盛店に。 俺は、ただガサツに働いているだけなのに。なぜか周りが勝手に色めき立ち、勝手に空回りしていく――中身おっさんの美人仲居が巻き起こす、艶っぽくも間抜けな温泉旅館繁盛記。 全10話・完結済み。

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小説を読もう2026/09/13
  • 現在の作品中身はおっさん、仲居はムチムチ ―霧乃湯繁盛記―