あらすじ
「奈矢(だいや)は、奈矢だよ。そして、今ここにいる別所奈矢は、ぼくの親友だ。」
名門一族・城ヶ崎家に生まれた淳一郎は、中学の入学式で、新入生代表の別所奈矢に出会う。圧倒的な美貌と才能を持つ奈矢と淳一郎はすぐに惹かれ合い、親友となるが、ある夏の日、別荘で見つけた「一枚の写真」がすべてを変えてしまう。
奈矢の亡き母の秘密、城ヶ崎家が隠してきた過去の罪。残酷な真実を前に、少年たちはどうやって自分たちの「絆」を守り抜くのか。
子どもにしか持ちえない強さと、大人だからこその弱さと覚悟が交錯する群像劇。