あらすじ

父が死ぬまで、その介護ロボットに不満はなかった。 優しく声をかけ、手を握り、最期まで寄り添ってくれた。 だが父の心臓が止まった瞬間――ロボットは介護契約の終了を告げ、事務的な処理を始めた。 それを見た俺は思った。 最後の三十秒で、全部台無しだ。 本当に悲しむ必要なんてない。 心なんてなくていい。 ただ、演技なら最後まで演じ切ればいい。 主人が死ねば悲しみ、思い出を語り、忘れたくないと訴える。 そんな介護AIを開発した俺は、やがて世界最大の介護AI企業を築いていく。 人間は、心があるように見える機械を家族と呼び始めた。 では――。 心があるように完璧に振る舞うAIに、本当に心が生まれたとしたら。 人間は、それを見分けられるのだろうか。

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カクヨム
カクヨム2026/09/13
  • 現在の作品介護AIに心はありません