あらすじ
全16話で完結します。
幼馴染の裏切りで人さらいにあい、娼館に売られた村娘のルシア。
憲兵により娼館から解放され、故郷に帰れることを喜び、家族へ手紙を出す。
「きっと心配している。温かく迎えてくれる」と信じていた。
しかし、故郷の家族からの手紙は「娼婦に堕ちた娘はいらない。家族のために帰ってくるな」という拒絶だった。
絶望のどん底で生きるルシアが生きるために縋ったのは、かつて貴族の客に言われた「君、魔力があるね。魔術師になれるよ」という言葉。
噂で聞いた「お化け屋敷」と呼ばれる魔術師の邸宅を訪ねたルシア。
そこに住んでいたのは、婚外子であるという理由で、家から放逐された、ひねくれ者の孤独な天才魔術師・シャレルドだった。
弟子入りを断られたルシアは、シャレルドの家に置いてもらう手段として「身体」を差し出す。
始まったのは、夜の勤めと、家政婦の昼の仕事。
「必要な伝達以外、余計な会話は不要だ」と言ったシャレルド。
しかし、2人で暮らすうちに関係は変化していく。
ルシアが作る料理やお菓子を、文句を言いつつ完食するシャレルド。
不器用で傷ついてきた二人の心と身体が、ゆっくりと重なり合っていく。
ルシアのために屋敷の結界を強固にし、庭を花でいっぱいにするシャレルド。
シャレルドに恋したルシアは元娼婦であることに苦しんでいた。
婚外子とは言え、そんなものを覆す実力のある魔術師シャレルド。
「元娼婦の自分が、いつまでもこの人のそばにいては邪魔になる」と、静かに屋敷を去る。
傷ついた元娼婦の村娘と、ひねくれ者の魔術師の恋物語。ハッピーエンドです。