あらすじ

◯古藤由依(ことう ゆい) : 27才、地方私立大学で国文学を専門とする講師。博士課程修了後、受け入れ先がなかったところを学会で偶然隣り合った渡辺教授に誘われ職を得た。知識は相当だが、まだ学生気分の抜けない面がある。高校時代にアメリカ・マサチューセッツ州に留学していた経験がある。 ◯渡辺教授 : 由依の上司。かつては学界でやり手として名を知られたが、今は昼行灯的な人物になっている。定年退官前。かつての恩師が同様の資料に触れた末に何かが起きた前例があり、経験則として「この手のものには触れない」という禁忌意識を持つ。巻物の謂れの全容は知らない。 海と契約を軸に、度重なる飢饉に窮乏した地方領主は村の存亡の為深きものどもと呼ばれる「海神」に祈るが⋯ 鍵となる和歌 万葉調 陸望務 深来者等藻 契約仁 人乃欲帆度 流留異得辺飲水 古今調 陸望む 深きものども 契約に 人の欲ほど るるいえへ飲み

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カクヨム2026/09/13
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