あらすじ
「ヒーローになりたい。」
幼い頃からそう夢見ていた親友と、その夢を誰よりも応援し続けた主人公。
しかし、高校生になったある日、現実は残酷な答えを突きつける。
この世界に、ヒーローという職業は存在しない。
夢を失い、笑顔をなくした親友を前に、主人公はある決断を下す。
――ヒーローが存在しないなら、俺がヴィランになればいい。
誰にも知られず、誰にも理解されず、それでも親友が胸を張って「ヒーロー」と呼ばれるために。
これは、世界を救う物語ではない。
たった一人の夢を守るため、一人の少年が悪役を演じ続けた、誰にも語られることのない英雄譚。