あらすじ

古典的な怪談を愛する売れないホラー小説家・雨宮真宵(あまみや・まよい)。  苦境に立たされた彼女は、編集者からの提案で流行りの「モキュメンタリー風ホラー」の執筆に挑むこととなる。  取材の相棒として紹介されたのは、「レンズ越しなら恐怖を感じにくい」と語るドライな映像カメラマン・浅比奈々(あさひ・なな)。  心霊トンネル、配信者の部屋、謎の音声資料――。  浅比が映像で記録し、雨宮が文章で解釈することで生み出されたモキュメンタリー小説は爆発的なヒットを記録する。  しかし、別々の場所で起きたはずの怪現象には、少しずつ共通するものが現れ始める。  古い祭礼。  消された記録。  「記録しないで」と残された映像。  そして、誰も語ろうとしない――村の名前。  撮ったものは、ただの記録なのか。  書いたものは、ただの物語なのか。  これは、怪異を追いかける女たちの取材記録であり、  記録することそのものから逃れられなくなっていく物語である。

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カクヨム
カクヨム2026/09/13
  • 現在の作品これは実話ではありません