あらすじ

今から思えば昔のことです。 嫌いは好きの裏返し。裏切りは信頼の裏返し。けれど私には、裏返せるほどの表もありませんでした。産まれたのではない。私はただ、800年前に神格化して消えた八百比丘尼の「腐らない抜け殻」に宿った、名もなき、実体すら持たないあやかし。そんな孤独な私の前に、ある日、一人の男の子がやって来ました。お世辞にも可愛らしいとは言えない、けれど、誰よりも眩しい光を纏った──織田信長という男の子が。 その瞬間に思ったのです。あ、運命って、本当にあるんだ、と。信長様の光に当てられて、私の内側にも小さな光が宿った。いつかまた魔力限界を迎えて『神格化(生き地獄)』という名の消滅を迎える、泡沫の運命。それでも、この人が作る世界を隣で見たい。これは、自分の魂をこの世に繋ぎ止める「唯一のストッパー」に出会った少女が、天才軍師・竹中半兵衛や妖刀の使い手たちと共に、戦国の世を駆け抜ける、切なくも熱い命の物語。

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小説を読もう2026/09/13
  • 現在の作品泡沫の世に、灯る光を。