あらすじ
「自分なんて、いなくてもいい」
誰にも打ち明けなかった高校生・天野悠斗の心の声が、なぜか天界に届いた。
放課後の校庭へ落ちてきたのは、金髪ツインテールの問題児天使・ミカエラ。彼女は悠斗を「担当人間」と呼び、最低ランクになった人生を救済すると宣言する。
ミカエラの力は、人と人との間にある「空気」を調整すること。教室の雰囲気も、教師の怒りも、恋心さえも変えられる――はずだった。
しかし、力を使うたびに状況は思わぬ方向へ暴走し、ミカエラの翼には小さな亀裂が広がっていく。しかも、悠斗を救うために残された時間は、わずか十日間。
強引で生意気な天使と、人生を諦めかけた少年。二人の出会いは、三年前に消えた悠斗の父と、天界が隠してきた秘密へつながっていた。
人の心は、力で変えられるのか。
これは、誰かを救う意味をまだ知らない天使と、救われることを拒む少年が、自分たちの意志で人生を動かし始める物語。