あらすじ

魔力量わずか一。加護も才能もない最底辺冒険者・レインは、仲間に見捨てられた古代遺跡の最深部で、一振りの封印剣と出会う。 その剣の真名は《ノア=セラフィム》。 かつて光と闇を同時に宿した原初の剣だったが、封印によって闇の少女《ノア》と光の少女《セラ》へ分かれていた。 「助けて」 その声を聞いたレインは、自分が死の淵まで追い詰められながらも二人の剣を抜き、闇と光の力を受け入れていく。 やがてレインを好きになったノアとセラの恋愛感情が共鳴し、光となって集まった時――かつて一振りだった原初剣の第三の自我、《ノア=セラフィム》が再び顕現する。 別人格でありながら、互いを「別の自分」と認識する三人。 そして三人には、ひとつの異常な性質があった。 レインへの恋愛感情が強くなるほど、際限なく強くなる。 倒せない敵はいない。 ただし、レインが何気なく優しくするたび、三人の愛情は暴発し、少しずつ深く病んでいく。 そんな四人は、自分たちを引き裂き封印した存在を倒すため旅に出る。 そして最終決戦。 レインだけが結界に閉じ込められ、封印者との一騎打ちへ。 死の寸前、敵が残した最後の呪い。 その解除条件は―― ノア、セラ、ノア=セラフィム自身の剣で、愛するレインを傷つけること。 世界最強になった三人にとって。 最後に倒さなければならないものは、敵ではなく。 愛する人を失う恐怖だった。

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カクヨム
カクヨム2026/09/13
  • 現在の作品原初剣ノア=セラフィム ―救った魔剣が三人になって僕を愛しすぎている―