あらすじ
かつて世界を揺るがした戦いも、今では遠い昔の伝説となった。
国は名を変え、かつてとは違う名で呼ばれている。
英雄たちは神殿に祀られ、その戦いを知る者も、もうどこにもいない。
人々は争いのない穏やかな時代を生きていた。
ただ一人、あの時代を知る紅き竜を除いて。
長い、あまりにも長い時を生きてきた彼は、移り変わる世界を見守りながら、今も各地を巡っていた。
そんな旅の途中、彼は、久しく訪れていなかった小さな村へと足を運ぶ。
そこで出会ったのは、黄金の髪と青い瞳を持つ少女だった。
初めて会ったはずの二人は、互いの中に何かを感じていた。
それが何なのか、まだわからない。
こうして、遠い昔を知る古き竜と、何も知らず今を生きる少女は出会った。
遥かな時を越えて。