あらすじ

榊透真には、どうしても思い出せないものがある。 十年前に失踪した母の顔だ。 能面師の父が、異能を操る男に襲われた朝。透真は父を救うため、母が残した小面・白露を顔へ重ねる。 短い黒髪は腰まで伸び、学生服は白と薄墨の装束へ。右手に現れた鉄扇は、迫る鏡の刃を砕いた。 だが、白露の力を使うほど、他人の記憶から透真の顔が消えていく。 母の顔を取り戻すために。 自分の顔まで、奪われないために。 意思を宿した能面を着け、姿と異能をまとう「面装者」たち。透真は母の手掛かりを求め、その戦いへ踏み込んでいく。

連載情報

ウェブ小説

配信言語
カクヨム
カクヨム2026/09/13
  • 現在の作品面影は白露に消える