あらすじ

「お似合いの御夫婦ですこと」 伯母の家で社交の支度を押しつけられ、口を開けば「可愛げがない」と叱られてきたヴィヴィアン。二十四歳の彼女に決められた結婚相手は、親族から「冷酷な悪党」と呼ばれるロラン侯爵だった。 厄介者同士を一緒にして片付けたい。そんな政略結婚の婚礼で、二人が意気投合したのは――ひどすぎる料理と、親族への悪口。 「伯母と貴方の伯父様が結婚なされば、皆が幸せでは?」 夫婦になった私たちは、誰にも遠慮せず笑える家を作り始める。仮面の音楽会、大きすぎる犬、二人だけに通じる帰宅の合図。冷たそうな旦那様は私に露骨に甘く、私はその意地悪な口元を、だんだん独り占めしたくなってしまう。 ところが、好評だった催しまで親族に横取りされそうに。ならばと仕掛けた夫婦不仲の芝居には、一つだけ致命的な問題があった。 ――もう、この人を傷つける台詞なんて言いたくない。 性格の悪い二人が、互いにだけはとびきり甘い。政略結婚から始まる、毒舌夫婦の共犯ラブコメディ。

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小説を読もう2026/09/13
  • 現在の作品冷遇された令嬢の政略結婚、旦那様と悪口の趣味が合いすぎます