あらすじ

「うまくて食べちゃった」 夫の直樹はそう笑う。唐揚げを揚げた私の分が、一つも残っていなくても。 量を増やした。お皿も分けた。食べないでと、何度も頼んだ。 それでも夫は、幼い娘が最後に取っておいたハンバーグまで奪ってしまう。 「だって、パパが食べちゃうから」 熱い唐揚げを急いで頬張り、自分の皿を抱える娘。 その姿を見た私は、夫にも同じ思いをしてもらおうと、ある協力を頼むことにした。 望んでいたのは、家族三人で、ゆっくり夕食を食べること。 けれど、ようやく戻った穏やかな食卓は、私が打ち明けた秘密をきっかけに崩れていく。 夫が奪おうとするものは、やがて食事だけではなくなった。 自分の空腹を後回しにしてきた妻が、娘とともに、自分たちの暮らしを取り戻す物語。

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小説を読もう2026/09/13
  • 現在の作品食い尽くし夫の処刑日~妻と娘の取り分まで奪った男の末路~