あらすじ

あらすじ  ある日、何の取り柄もない青年・黒瀬悠真は、不思議な能力を手に入れた。  ――《鑑定》。  最初は「物の価値が分かるだけの便利な能力」だと思っていた。  偽物のブランド品。  隠された傷。  知られていない商品の本当の価値。  鑑定すれば、すべてが分かる。  そこで悠真は、匿名の情報屋として鑑定結果をネットで公開し始める。  やがて始めたのが、顔も正体も隠した「鑑定配信」だった。 「この時計、偽物です」 「この商品の説明、嘘ですね」 「……この人、犯罪を隠しています」  次々と的中する鑑定。  視聴者は増え、ただの無名配信者だった悠真は、瞬く間に注目を集めていく。  しかし、人間を鑑定できることに気づいたことで、事態は大きく変わった。  表では善人として知られる実業家。  清廉潔白を掲げる政治家。  正義を語る有名人。  そして、悠真に接触してきた謎の組織。  鑑定結果に表示されるのは、誰も知らない「真実」だった。  そしてある日。  悠真のもとに、一通の警告が届く。 『これ以上、鑑定結果を公開するな』  その送り主は――国家機関。 「……俺を止めたいってことか?」  だが、悠真には分かってしまう。  誰が嘘をついているのか。  誰が悪意を持っているのか。  誰が犯罪を隠しているのか。  そして、誰が自分を狙っているのか。  物を鑑定していたはずの青年は、やがて人を鑑定し、組織を鑑定し、企業を鑑定し――ついには国家そのものを鑑定する。  これは、戦う力を持たない一人の青年が、  「真実を知る力」だけで現代社会を無双していく物語。  ――さあ、今日も配信を始めよう。 「こんばんは、鑑定屋クロです」 「今日も一つ、真実を暴きます」

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カクヨム
カクヨム2026/09/13
  • 現在の作品ただの鑑定士だった俺、配信を始めたら国家に狙われました