あらすじ

海辺の町で暮らす高校生・井鶴蒼伊は、バイト先に現れた大食いの少女を追った浜で、奇妙な現象に巻き込まれる。 少女は自らを「海亀」と名乗り、蒼伊の前に〈玉手箱〉を残して消えた。 同じ頃、町では連続刺傷事件と、干からびた遺体をめぐる不可解な噂が広がっていた。幼馴染の六夏の様子も、どこかおかしい。 やがて蒼伊自身が何者かに襲われ、死の淵に立たされる。 しかし次に目を覚ましたとき、彼は失われた時間を代価に、過去へと引き戻されていた。 不穏な〈玉手箱〉。 日常の隙間から覗く、海の向こう側の存在。 蒼伊は事件の真相を追い、押し込めてきた過去と向き合いながら、境界の向こうへ踏み込んでいく。 海と陸、過去と現在。そのあわいで運命が反転する、浦島太郎モチーフのタイムリープ・サスペンスミステリ。

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エブリスタ2026/09/12
  • 現在の作品海亀は渚の灯となるか