あらすじ

【ネタバレありのあらすじです】 2061年。アンドロイドが当たり前になった時代。 誰か、隣にいてほしい。 そう思いながら孤独に生きてきた36歳の春樹は、半額の福袋でアンドロイドを手に入れる。 そのなかに宿っていたのは——かつて人々を救った英雄をモデルにした、“ヒーロースピリッツ”だった。 「おっさん! かわいい俺様に出会えてうれしいか?」 生意気で無邪気なヒロと暮らすうち、春樹は気づく。 自分が“父親”のような存在になっていることに。 だがヒロの身体は、少しずつ壊れていく。 ヒーロースピリッツをほぼ無効にするか。 それとも、外観がまったく違うヒロにするか。 選択を迫られたふたりは、スピリッツをほぼ無効にすることを選ぶ。 ……春。桜が満開の頃。 ヒロが目覚めた。 けれどヒロは、自分の名前も、春樹をどう呼んでいたかも覚えていなかった。 もうどこへもいかないように。 春樹はヒロの手をしっかり握り、「おっさんって、呼んでくれないか?」と話しかける。 不器用な男と、不完全なヒーローが少しずつ家族になっていく物語です。 【登場人物】 春樹(おっさん) 孤独に慣れた36歳の男。趣味は編み物。 人と距離を置いて生きてきたが、ヒロと出会い、次第に“父親”のような存在へと変わっていく。 ヒロ 17歳(設定年齢) ヒーロースピリッツを宿した、家事タイプ料理特化型アンドロイド。 俺様口調で生意気だが無邪気。 春樹の言葉がきっかけで、「俺様、かわいい?」と気づく。 職員 アンドロイドセンターの職員。 冷静に現実を提示し、春樹に選択を迫る。 店員 カプセルロケットを売る、接客タイプ単純型アンドロイド。 死者へ花を贈る文化を語る。 作業員 国立公園で働く、軽作業タイプ単純型アンドロイド。 ぶっきらぼうだが面倒見がよく、春樹の日常に寄り添う。 【世界観】 作品舞台は、2061年の日本。 アンドロイドばかりが働く世界。人間よりアンドロイドが多い。 アンドロイドはマスターの指示であらゆる作業をこなしている。 ヒロのような表情豊かなアンドロイドは旧式。 この世界の最新型のアンドロイドは作業効率のため、機械のように動く。人間のような生き生きとした反応はない。

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エブリスタ2026/09/10
  • 現在の作品さよなら、ヒーロー