あらすじ

一年じゅう桜の咲く都で、荻野ナズナは「花を咲かせない庭師」と呼ばれている。花より種を残したがる彼女に来た仕事は、花を一晩で食い尽くす皇子・朔の離宮の庭番だった。 けれど初めて会った春喰いの皇子は、ナズナの持ってきた小さな鉢だけを、震える手で守っていた。 彼が食べるのは、本当に春なのか。なぜ、満開の都で子どもは「種」を知らないのか。 土まみれの手と、白い角を持つ手。触れれば冷たい二人の庭で、だれにも急かされない芽がひとつ育ち始める。 花のない庭から国の季節を取り戻す、長編恋愛ファンタジー。

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エブリスタ
エブリスタ2026/09/12
  • 現在の作品春喰いの君に、花冠を ~花を咲かせない庭師と、春を食べる皇子~