あらすじ
昭和初期――。
男娼たちが身を寄せ合って暮らしていた頃。
長屋に、ある日、人買いの下山が連れてきた幼い少年・誠。
年増の男娼カオルは、行き場を失ったその子を家に置くことにする。
カオルの相方、勝次もかつてカオルに引き取られた少年だった。
ネコ同士の志乃と千代松。地方の出稼ぎに精を出す雪次と辰蔵。
子守りを頼み、着物を用意し、風邪をひかないように気遣う。
そうしているうちに、誠の存在がいつの間にか彼らの日常に溶け込んでいく。
血の繋がった家族ではない。
夜の街で身体を売る男たちの、哀しくもあたたかな共同生活の物語。
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