あらすじ

学校一の『王子様』——白河葵。 すらりとした長身。 整った顔立ち。 爽やかな笑顔。 文武両道で、女子たちから絶大な人気を誇る、誰もが憧れる存在。 一方、佐々木悠馬は目立つことが大嫌いな、ごく普通の男子高校生だった。 高すぎる身長を猫背で隠し、長い前髪で顔を隠す。 誰にも気づかれず、平穏に高校生活を終えられれば、それでいい。 そんな俺には、ひとつだけ密かな楽しみがあった。 ——絵を描くこと。 そして、ある日の放課後。 忘れ物を取りに戻った旧校舎の旧美術室で、俺は見てしまった。 学校では完璧な『王子様』として振る舞う白河葵が、誰もいない場所で別人のように気を抜いている姿を。 「……見たよね?」 その日から、俺の平穏な高校生活は終わりを告げた。 秘密を守るため、彼女は俺を『従者』に任命する。 光のように眩しい彼女と、影のように目立たない俺。 交わるはずのなかった二人の、秘密の放課後が始まる。

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カクヨム
カクヨム2026/09/12
  • 現在の作品放課後、王子様はガラスの靴を脱ぎ捨てて