あらすじ
グラント公爵家の令嬢セラフィナは、学園の絢爛たる夜会で第一王子オーレリアンから突然の婚約破棄を突きつけられる。オーレリアンは男爵令嬢ヴェロニカと浮気を重ねた挙句、邪魔になったセラフィナを確実に葬り去るため、暗黒街の禁術師に依頼して、最悪の禁呪をセラフィナに仕込んでいた。
しかし、オーレリアンたちは知らなかった。セラフィナが神から授かりし唯一無二の加護――あらゆる害意や呪いを十倍の威力にして術者へ跳ね返す業鏡の因果の存在を。
「どうぞご自分の選択を後悔なさらないように」とだけ残して静かに国を去ったセラフィナ。
その直後、十倍に増幅された呪詛がオーレリアンとヴェロニカ、そして加担した者たちを襲い、逃げ場のない苦痛の底へと叩き落とす――!