あらすじ
木林森男(きばやし もりお)は乙女ゲームの中に転生してしまった。
「馬」として。
しかしその乙女ゲームはとにかく設定がガバガバだった。
王都には日本の飲食店が軒を連ねているし、移動時間なんて全く考えられていないまま、多くのストーリーイベントが詰め込まれていた。
結果、木林はとんでもない速さで走る馬になっていた。物語を成立させるために生まれた舞台装置だった。
しかし戸惑っている場合ではない。ヒロイン死亡の危機が刻一刻と迫っている。彼は何としてもそれを回避せねばならない。
それには、木林が転生時に神と交わした、ある約束が関係していた。
果たして木林はその脚力で、ヒロインの死亡フラグをへし折ることが出来るのか。