あらすじ
伯爵令嬢エイヴリルは、婚約者ハドリーが浮気をした挙句、自分に殺人未遂の罪を着せようとしている事を知る。
彼は侯爵家の嫡男でありエイヴリルよりも優位な立場にある。
何か対策を打たなければ自分や家の立場が危うくなるのは明白だった。
だというのに、エイヴリルは非常に落ち着いていた。
たかだか浮気。
しかしそれを大罪へとひっくり返す術を彼女は持っていたのだ。
そして……
「――お前との婚約を破棄する!」
そう言いだしたハドリーへ、エイヴリルは嘲笑しながら言い放つ。
「貴方に決定権はありませんが?」
何故なら彼はもう『侯爵令息』ではなく――ただの『大罪人』なのだから。