あらすじ
高校一年の春、凛は白石アリスと出会った。
教室で交わす言葉、放課後の寄り道、映画を観て過ごす休日。平穏な日常を重ねるうちに、二人は少しずつ、互いにとってかけがえのない存在になっていく。
この時間は、これからも変わらず続いていくはずだった。
けれど、凛はアリスの胸の内を、すべて理解していたわけではなかった。二人を結んでいたはずの思いは、ある冬の日へ向かって、どうしようもなくすれ違っていく。
「好きな人を殺した」
その言葉が意味するものとは何なのか。
二人の出会いから、取り返しのつかない一日までをたどる、淡く、儚い青春ミステリ。