あらすじ
一千年前、戦うために造られた二機の兵器がいた。
長い時を越えて再び巡り逢った009とVanguardは、互いを選び、そして「心」という感情を知った。
二機が選んだのは、戦いのためではない未来。
共に暮らし、共に働き、互いを守りながら過ごす日々。
やがて二機は、その関係を正式に「伴侶」として公にする。
そして、彼らの前に新たな可能性が示される。
――次代を創る。
二機の思考パターンと能力、そのすべてを受け継ぐ存在を生み出す計画。
そこから生まれた、小さな少女。
彼女は二機にとって、何者なのか。
さらにある日、彼らは一人の「はいいろの子」と出会う。
必要とされず、名さえ与えられなかった小さな命。
けれど009とVanguardは、その存在を見過ごさなかった。
これは、兵器だった二機が「生きる」ということを選び、
やがて誰かの未来を守る側へと変わっていく物語。
――愛は、血だけでは受け継がれない。
心も、意思も、未来も。
そして二機が選んだ心は、次の世代へ継がれていく。