あらすじ

自由へと繋がる扉と階段の間に存在する小さな静謐な空間。ここが彼女(しのみや)の唯一、自分でいられる場所だ。他者というノイズを嫌い、脳内の水槽に沈むようにして日々をやり過ごすしのみや。そんな彼女の隣にいつの間にか居着いていたのは、髪を短く切りそろえた撫で肩の優等生、夜凪だった。お互いに深く踏み込むことはしないまま、けれど引き剥がされることもなく、二人は放課後の騒音が去るのを待つようにして、ただ静かに時間を潰していく。 サボり仲間だった二人の静謐な空間が、少しずつ、けれど確かに熱を帯び始める。

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カクヨム
カクヨム2026/09/12
  • 現在の作品夜凪と篠宮