あらすじ
アップルの販売店で働く主人公は、ある日、店の前のベンチでリンゴを丸かじりしているおじさんに気づく。
次の日も、その次の日も、おじさんは同じ場所でリンゴを食べていた。
何かの抗議なのか。それとも巨大企業に対するメッセージなのか。
気になった主人公が理由を尋ねると、おじさんはあっさり答える。
「君たちの店の前を通ると、リンゴが食べたくなってね」
おじさんにとって、世界的企業のロゴも、ただの「リンゴ」に見えていた。
毎日見ているのに、いつの間にかリンゴとして見なくなっていた主人公。
不思議なおじさんとの何気ない会話を通して、見慣れたものをもう一度そのまま見ること、便利さやブランドの向こう側にあるものに気づいていく物語。